決勝大会とは
決勝大会では、二次審査を通過し、ファイナリストに選出されたチームが数百名の観衆の前でプレゼンテーションを行います。
領域のトップランナーである審査員の方々との質疑応答を経て、最終的に社会人部門、学生部門それぞれから最優秀賞の受賞者(優勝者)が決定されます。
最優秀賞以外にも協賛企業が選ぶ企業賞、観覧者が選ぶオーディエンス賞などがあり、受賞チームのさらなるネットワーク拡大が期待されます。
また、二次審査を通過できなかったものの、審査員から高評価を得たチームには決勝大会の中でライトニングトークを行っていただきます。
概要
2022年12月18日 13:00~18:00
日時
オンサイト/オンラインのハイブリッド開催
オンサイト:日本橋高島屋三井ビルディング 日本橋ホール
オンライン:オンラインツールzoomを使用
場所
社会人部門 優勝 (賞金100万円)
学生部門 優勝 (賞金30万円)
企業賞1
企業賞2
社会人部門 オーディエンス賞 (賞金10万円)
学生部門 オーディエンス賞 (賞金3万円)
賞金・副賞
無料(ZOOM)
観覧参加費
13:00 開会挨拶・来賓挨拶
13:10 シンポジウム①
14:00 学生部門ファイナリストプレゼンテーション・ライトニングトーク
15:10 社会人部門ファイナリストプレゼンテーション・ライトニングトーク
16:30 シンポジウム②
17:00 審査結果発表・表彰式
17:20 来賓挨拶・閉会挨拶
※当日のスケジュールは変更になる可能性があります
プログラム
2022年度決勝大会 結果
社会人部門(3チーム)
・優勝:レナートサイエンス
乳がん切除後乳房再建は、自家複合組織移植(患者の背中やお腹の筋肉と脂肪組織、またはお腹の脂肪組織を乳房に移植)、シリコンインプラント埋入のいずれかで行われている。自家組織採取では手術侵襲等、インプラントでは悪性リンパ腫等の発生が課題である。本プロジェクトでは、数年かけて生体内で分解吸収され自家脂肪に置換される低侵襲・整容的にも優れた人工脂肪(コラーゲンスポンジをポリ乳酸縫合糸で作製したメッシュ内に挿入した二重構造を持つ生体吸収材料)を乳房再建・豊胸手術市場で世界初の人工脂肪の新規医療機器として、実用化を目指す。
・準優勝:UNTRACKED株式会社(アントラクト)
我々は独自解析技術である「立位機能検査技術」StA²BLE(ステイブル)で特定した、ユーザ個々の潜在的な転倒リスクとして立位年齢🄬を可視化することに成功した。さらに、可視化した転倒リスク保持者の機能回復・維持のため、理学療法士などの専門家が対面実施を行う訓練に近いような、最適な転倒予防訓練の自動生成・提案が可能なアプリ「StA²BLE-Riha(ステイブルリハ)」の新規開発を進めている。これにより、世界中のどこにも存在しない「転倒リスク可視化」「予防訓練自動提案」をトータルに提供可能な新しいソリューションを展開する。
・3位入賞:株式会社UBeing
我々は、『低侵襲な経皮電気刺激による減塩食の食体験向上デバイス』を開発することで減塩の新しい解決手段とすることを目指しております。塩分の過剰摂取と減塩に伴う食体験の低下は、社会的に未解決な大きな課題です。医療、味覚電気刺激、ビジネス、各専門家が総力をあげて作成するこのデバイスは、減塩食が美味しく無理なく継続できることを可能とします。将来的には、減塩だけでなく、他の味覚の調整や、どこの国でもどんな人でも人生の最期まで食事を楽しめるような味覚のバリアフリー化・ボーダレス化を実現する世界を作ることを目指しています。
学生部門(4チーム)
・優勝:株式会社クロスメディスン
出産後、幸せいっぱいのはずが、育児における苦労から体調を崩される方も多く、自ら命を絶ってしまうママさんもいるのが現状です。そんな現状を変えたくて誕生したのが赤ちゃんの泣き声を可視化するアプリ「あわベビ」😊
赤ちゃんの泣き声からAIが何を求めているのか分析し、泡になって見える化してくれます。「なんで泣きやまないのー?!」と悩まされる事が解消されるだけでなく、オンライン診療やママ友のコミュニティなどこのアプリからつながる事がたくさんあります!https://awababy.tech/
・準優勝:Human Scan(ヒューマン スキャン)
心臓病診断用単一光子放射断層撮影(SPECT)装置や転移がんの診断で絶大な威力を発揮する陽電子放出断層撮影(PET)装置は、患者に投与された放射性薬剤から放出される放射線(γ線)をセンサーで捉え、体内の放射性薬剤の分布を得る。この結果、薬剤が集積した血流量等の生体機能を可視化する。特に肥満の多い米国では心臓病診断に多用されるSPECT装置は大きな需要があり、市場規模は2027年には2,200億円まで拡大すると予測されている。我々のプランは大手医療機器メーカに対して医療診断装置のコアパーツであるTlBr半導体放射線センサーを製造、販売することである。
・第3位:サモエドはもふもふ
年間19000人もの命がヒートショックによって失われています。ヒートショックは防げる事故ですが、対策をしていない人が多いため適切な入浴ができていない人が多いです。
そこで私たちは、脱衣所と浴室の温度管理、ダブルプロダクト、入浴時間、浴槽温度に着目しヒートショックを防ぐためのプランを考えました。このプランがあれば、適切な入浴を可視化し、危険度を定量化することができます。そして、防げるはずだった事故を完全に防ぎ、死亡者数が減少します。
・第4位:Project Paré
「iPhoneを用いた側弯症スクリーニングと治療モニタリング」。特発性脊柱側弯症は成長期に発症・進行する疾患で、その発症率は2-3%と言われている。重度に進行すると侵襲性の高い手術が必要になる一方で、早期発見によって進行を軽減できるのもこの疾患の特徴だ。しかし、側弯症検診の主たる機会である学校健診は感度・頻度の面で理想的と言えない。私達はiPhoneを用いた側弯症検診アプリを開発する。このプロダクトは、家庭での簡便な検査を可能にし、側弯症の検診頻度を向上させる。また、学校健診の現場にはこれまでより感度の高い検診方法を提供する。側弯症の治療に新しい可能性をもたらしたい。
2022年度決勝審査員

阿部博氏
有限責任 あずさ監査法人
常務執行理事 / 企業成長支援本部
インキュベーション部長 / パートナー

大石佳能子氏
株式会社メディヴァ
代表取締役

齋藤義正氏
慶應義塾大学薬学部 教授


坂爪裕氏
新堂信昭氏
慶應義塾大学大学院
経営管理研究科委員長/教授/
ビジネス・スクール校長
慶應義塾大学イノベーション推進本部
特任教授/スタートアップ部門長

橋本泰輔氏
経済産業省 ヘルスケア産業課 課長



村上俊之氏
山岸広太郎氏
柚﨑通介氏
慶應義塾大学理工学部 理工学部長 兼 教授
慶應義塾 常任理事
株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ 代表取締役社長
慶應義塾大学
大学院医学研究科委員長/医学部教授
シンポジウム
シンポジウム①
『起業からIPOまでの軌跡』

坪田 一男氏
慶應義塾大学医学部
慶應医学部発ベンチャー協議会議長

中村雅也氏
慶應義塾大学副医学部長
(産学連携・イノベーション担当)

山岸広太郎氏
慶應義塾 常任理事
株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ 代表取締役社長
シンポジウム②
『学生起業に必要な大学や企業の支援とは』

曽山明彦氏
一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン
(LINK-J) 常務理事/President and CEO

新堂信昭氏
慶應義塾大学イノベーション推進本部
特任教授/スタートアップ部門長

田澤雄基氏
慶應義塾大学イノベーション推進本部
特任講師

田脇裕太氏
株式会社AYUMI BIONICS
代表取締役

平岡悠氏
株式会社GramEye
代表取締役